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右岸便り

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腰痛手術のその後ーその①

腰痛手術のその後ーその①_a0280432_830459.jpg2月25日に腰痛手術のため九段坂病院に入院し3月25日に退院した。腰骨に穴を開けボルトを6本取り付けた。これほどの手術と長期の入院をしたのはこれまでの人生ではない。長くても1週間がせいぜいだった。
肉月に要と書いて腰。その腰骨の脊柱管には下半身へ行く神経のほぼ全てが通っているだけでなく、上半身の重みが腰を通して下半身へ伝わっている、体の中で重要な部位だ。執刀医からは検査や手術、リハビリを含めて1ヶ月の入院を要し、成功率は95%だと聞かされると多少怖じ気づいたのは確かだ。しかし九段坂病院を紹介してくれた血圧管理を委ねている医者に言わせると、5%は謙遜で100%大丈夫と言うことだと背中を押された。入院に至るまでの経緯から検査、手術、入院中の出来事までを記したものが以下のURLにあるので興味のある方はどうぞ。
http://zproject.exblog.jp/19613423/
退院してすぐに上記URLの「腰痛手術のために1ヶ月入院」と題するブログをアップしたところ、今日に至るまで記事ランキングのトップを走り続けている。筆者としてはこんな個人的なことではなく、政治的な主張や存在論に注目が集まることを願ってはいるのだが……。「腰痛手術」とgoogleで検索すると、フロント頁に「腰痛手術のために1ヵ月入院 : 右岸便り」とヒットする。健康は個人にとっては大問題であり、重症になればなるほど藁をも掴む思いで検索の限りを尽くす。それに身のまわりを見渡してさえ腰痛で悩んでいる人は多く、検索で辿り着く人が絶えないはずである。そこで、わずかでも参考になればとの思いから、入院、手術の顛末だけでなく、続編としての退院後のことを記してみたい。
腰痛手術のその後ーその①_a0280432_8433057.jpg先に記したように3月25日に退院したものの、手術後から4ヶ月間はコルセットをし続けなければならない。つまり7月上旬までである。シャワーを浴びるとき以外ははずすことができず、煩わしい日々が続くことになった。寝起きする際、ベッドに腰掛けそのまま上半身を倒して仰向いたり、起きる場合も同様に仰向きの体の上半身を起こすことを禁じられた。そのためつねに横向きになって寝起きをするハメに。病室でも自宅でもベッドに仰向けに寝ると左側が壁なので、体の右側を下にして右手でベッド柵を引き寄せたり、柵がない自宅では右手を支柱にして寝たり起きたりした。右腕ばかりを酷使することになり、そのせいで6月に入って間もなく右の肩から二の腕にかけて激痛が走るようになり、動かせる範囲がごく限られてしまった。
症状が出て数日後の術後検診で、執刀医に肩痛のことをなぜか言いそびれてしまい、けっきょく自宅近くの整形外科医院へ行くことにした。診断は五十肩。注射を毎週始めに打たれるのだが、肩関節の奥深く針を刺すせいかとても痛い。1日おきに通ってはマイクロ波の照射とマッサージを受けることになった。
整形外科医院は医師による診察の部屋だけでなくレントゲン室、手当室のほかにかなり広いリハビリテーションルームがある。そこには首や腰を伸ばす装置やマイクロ波照射装置、膝関節の痛みを緩和させる装置などがある。患者はとにかく年配者が多いのは、加齢とともに骨や関節や筋肉が劣化していくからとは、我が身に照らして否定のしようがない。
腰痛手術のその後ーその①_a0280432_856552.jpgマイクロ波の発生装置は、小型の冷蔵庫ほどの本体から照射ヘッドの付いたアームが延びており肩に翳す。マイクロ波とは極超短波のことで、電子レンジが発するものと同じで人体に有害との思いがある。とは言いつつも電子レンジよりはずっと抑えた出力ではあるのだろうが、照射ヘッドを肩に翳されると肩関節のあたりが熱を帯びてくる。金属類や湿布を体からはずすように言われ、腰にボルトが6本入っていると答えると、照射ヘッドの角度をほんの少し変えた。電子レンジと同じ原理で害があるのではないかと言っても、トレーナーは治療のために開発したマシンなのでそんなことはないと言って取り合わない。2ヶ月余り通ってもほとんど良くなっている感じがせず、8月に入って通院を止めてしまった。それからは自分で痛みに耐えながら腕をできるだけ大きく動かすことにつとめた。

腰痛手術のその後ーその②へ続く
by z-project-inc | 2014-10-24 08:59 | Comments(0)
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